~津軽三味線エヴォリューション~ 伝統文化に軸足を置きながら、革新的なチャレンジで三味線の世界に新たな地平を切り開き、その無限の可能性を提示し続ける上妻宏光。
「蒼風」以来5年ぶりとなるオリジナル・アルバムは、過去から未来へ、伝統から革新へ、三味線から異文化への楔となる。
多彩なゲストを迎えたコラボレーションを軸として、各分野の第一人者が匠の技を追求してぶつかりあった、エンターテインメントとしても一級の、凄みと潔さに満ちた「漢」のアルバム!
宮沢和史&AGA-SHIO「みだれ桜」、東儀秀樹&古澤巌「TRINITY」、雅-MIYAVI-とのバトルセッション「月影」、沖仁との「La Noche de Segovia(セゴビアの夜)」、小松亮太との「TMW〜Tsugaru meets Waltz」などのコラボレーションを通して、大胆なアプローチで未知なる音楽が生まれている。
さらに、世界中に知られるゲーム「ファイナルファンタジー」の音楽を、作曲者である植松伸夫が上妻のためにプロデュースした「JENOVA」、テレビ大阪系列「和風総本家」テーマ曲「縁の詩」なども収録。
世界を見据え、大和魂が炸裂するアルバム、ここに誕生!
コラボレーションアーティストによるコメント
【小松亮太:バンドネオン】
「TMW〜Tsugaru meets Waltz」 僕のために上妻さんがフレンチ・ジャズ的なワルツを書いてくれたとき、「でも三味線はどうやってこの曲に立ち向かうんだろう」と仕上がりを皆目イメージできないでいたが…結果はお聞きの通りだ。上妻さんがジャンルの壁に堂々立ち向かうことができるのは、強靭な芯の通ったリズムと銘刀が竹を割くようなアタックなのだと思い知らされた!
【古澤巌:ヴァイオリン】
「TRINITY」 上妻さんと初めて、自分のアルバムで共演したのは、伝説のヘビメタ曲「ORION 」。メタリカが三味線の曲に聴こえてきたのが不思議な感じだった。そして今、新たな曲を東儀秀樹と三人で共に弾く。今度の上妻さんの曲は、男たちの哀愁が聴こえて来る、都会のララバイ。上妻さんのプレイには、誰をも抱き止めてくれる優しさがある。女性なら皆、いちころだ。
【沖仁:フラメンコギタリスト】
「La Noche de Segovia(セゴビアの夜)」 津軽三味線とフラメンコギターはそのルーツにも重なるところが多く、もともと相性が良いという部分があるのかも知れません。でも、それ以上に僕と上妻さんでしか表現出来ない独自の世界を、近頃どんどん構築して来ているような手応えを感じています。
【宮沢和史:シンガーソングライター】
「みだれ桜」 三味線という日本が誇る弦楽器をかき鳴らし、色々な場所へと出向き、色々な人達と、色々な音楽を奏でている姿を見ると上妻さんはサムライだな、と思います。日本の音楽界の誇りです。 今まで、そしてこれから彼を中心にして集まる音楽家達のうねりが未来の日本の音楽の行方を決めていくかもしれません。その仲間に入れたら幸いです。 この夏、上妻さんと塩谷哲さんと「みだれ桜」という曲を作りました。2012年の日本の歌です。ぜひお聴きください。
1. Wonder
2. 月影
3. Afro Blue
4. みだれ桜
5. セゴビアの夜
6. Fragile
7. TMW
8. J-E-N-O-V-A
9. TRINITY
10. 仮想の記憶
11. ザナルカンドにて
12. 縁の詩(えにしのうた)